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ペンぞうとペンこは、朝4時に早起きして、
飼い主の車で新千歳空港に向かいました。
ペンぞう、ペンこ、飼い主夫婦の4人旅です。
なんでそんなに早くかというと、理由がありまして、
成田での乗り継ぎ時間が1時間半しかなかったため、
国際線乗り継ぎ手続きが千歳で必要だったためです。
これをしておけば、成田でほとんど時間がかからず、
荷物の受け取り、引き渡しも必要なく、
スムーズに乗れると思ってのことです。
引き継ぎ手続きの所要時間がわからなかったため、
飛行機自体は8時だったのですが、早めに出たというわけです。
あと駐車場が果たして停められるかわからないということで、
リスクを考慮してでした。
結果、駐車場は、新千歳空港のC駐車場に無事に停めることができました。
しかーし。
新千歳空港は開いてません。
は、はやすぎたんだー
外で待つこと、30分くらい。
6時半くらいにようやく開きました。
初めて空港職員による開始の挨拶を聞いて、
(その場にいる職員全員で挨拶と礼をします)
空港にいるとここで実感
(眠くてそれまでむしろ夢の中でした)
これからのワクワク感がますってものですね。
と こ ろ が …
ここで職員の方に、荷物の手続きはできるけど、
国際線への乗り継ぎ手続きはできないと宣言され、
大ショック!
理由を訊くとペンぞうの名前がおかしいとのこと。
新千歳空港便(JAL)の予約名は、PENZO
U。
成田での国際線(フィンエアー)の予約名は、PENZO。
予約の名前が違うので、機械が連携できましえーん

皆さん、いくつも書き方がある名前には気をつけて・・・。
(特に海外に出る方は、パスポートと一緒の必要があるようです)
職員さんからは、
「うーん、まあ最低乗り継ぎ時間は満たしているのでたぶん大丈夫ですね

」
とわりと無責任に(しかし悪いのはペンぞう)いわれましたが、我々ふたりはいきなりのピンチに呆然。
それから一時間半。
無事成田空港についたのですが、
すぐさま乗り継ぎ手続きをしなければなりません。
第2ターミナル三階へいそげぇー
東側からいってみると、フィンエアーの受付のDは、はるか遠くの方に見えました。
なんて広いんだ・・・。
息を切らしながらようやくDに着くと、凄い行列が。。。
これ間に合うのかなあ???
さらにここでペンこが、
「私の海外携帯、JAL ABCから借りなきゃいけないんだけど」
ええええーーー。
JAL ABCっていま走ってきた、第2ターミナル三階の東側入り口にあったんだけどー!!!
泣きながら、ペンこを列に並ばせ、ペンぞうが猛ダッシュでレンタルへ。
なんとか間に合い、出国手続きをすませ(カバンの中身を確認、渡航の理由を訊かれパスポートにハンコ)、あと少しでゲートというところで、
ペンこがまた一言。
「免税店に、買う物を予約しているんだけど」
ええええええええええーーーーーー

!!!!!!
無事購入はできたのですが、
肝心のゲートが見当たりません。
なんと、一旦モノレールみたいなのにのって、
ゲートがあるフロアに向かう必要があるようです。
モノレールも結構時間がかかるので、ぎりぎりまで買い物してはいけないって誰か教えておいてくださいよー。
まじで間に合わない、ゲートクローズまであと5ふーーーん。
・・・
なんとか間に合いました。
ここまで怒涛のように時間が過ぎましたので、
写真は一枚も取れませんでした。
色々と撮りたいところがあったのですが、無念です。
しかし、海外ド素人のペンぞうは、免税店は帰りでもいいじゃんとペンこを説得しようとしていましたが、これは大きな間違いで、帰りに日本では免税店によることができません。なのでペンこの行動が正解です!(飛行機遅れない限りは。。。)
よって免税店で買い物するためには、余裕を持って行くことが必要です。
ま、いきなり荷物増えるんですけどね。
一旦こころを落ち着けて、空の旅を楽しみました。
エコノミーは思ったより狭かったですね。
席の前には画面がついており、音楽、映画(わりと最新から名作まで)、ゲーム(ろくなもの無し)がありましたが、ペンぞうはほとんど使いませんでした。
ペンこは、映画見まくってました。
フィンエアーはとにかく食べものが出まくるので、
ペンぞうにとっては本当にありがたい飛行機でした。
「ビーフ」or 「フィッシュ」? という質問にも、
密かに憧れていたものです
と こ ろ が …
実際に席までくると…
「すいません、もうビーフしかありません」
が、ががーん。海老カツ丼が食べたかったー
でも、実際の機内食は随分いろいろついているなー。
と、感想です。
ビーフストロガノフと、パン、いちごゼリーと、
ポテトサラダ(ハム付き)でなかなか満足のいくごちそうでした。
飲み物もこれほどまでかというぐらいいただきました。
(後ろに自由に飲める飲み物も常備されてましたしね)
降り際にももう一回軽食が出て、パスタが結構美味しかったです。
あとミルキウェイのチョコバーも甘さ控えめで良かったですね。
コレ以外にもアイスがでて、ペンぞうは大満足

ふとペンこの席を覗いてみると・・・食べもの出すぎたせいか詰め込みすぎ!
9時間半のフライトは無事終わりまして、
乗り継ぎ空港のフィンランドのヘルシンキに無事到着。
ヘルシンキ空港内のお土産屋の中には、ムーミングッズが結構ありました。
謎のオブジェ1
謎のオブジェ2
ここでペンこが腹が減ったと、サンドイッチといちごジュースを購入。
(奇しくもこれが海外での初買い物でした)
サンドイッチは結構美味しかったです。
いちごジュースも美味しかったのですが、結構濃厚でしたね。
そして、ヘルシンキから今度はロンドン ヒースローへ!
ここで周りをみると日本人が全然いません。
しかしなんて静な機内なんでしょう。
イギリス人は静かと聞いてましたが、ほんとに静かです。
あとフィンエアーは最高ですね、飛行時間3時間でも軽食が出てきます。
このラップサンド、ちょっと味は薄めでしたが、なかなかよかったです
ふたりとももう食べ過ぎでした。
(ちなみにペンこはラップサンド残したです。あとで朝食に食べました)
千歳から全工程で24時間くらいですが、今回朝早くから出発したせいもあり、
空はずっと明るいままでした。
飛行機が太陽さんをずっと追いかけていたため、暗くなりませんでした。
よって飛行機内で消灯もありませんでしたね。
そして念願のヒースロー到着です。
残念ながら天候は雨でしたが、眠さもありワクワク感はとまらない!
・・・でもどこかいまだに夢をみているようでした。
ヘルシンキは、空港内からの外の見た目は北海道とあまり変わらない感じでしたが、
ロンドンもこの時点ではあまり海外!って感じはなかったですね。
入国手続もかなり手順をまとめておきましたが、
手順通りではなく、かなり省略された感じでした。
(日本のパスポートは強力と訊いてましたが、本当ですねえ)
ヒースロー・コネクトを利用して、パディントン駅へ!
30分くらいで無事パディントンに到着です。
パディントンといえば、あの熊(後で出てきます)と、
クリスティでいえば、
「パディントン発4時50分」ですね。
この作品、物語の始まり方がかなりわくわくする内容で、
結構好きな作品です。
ですが、物の本によると、4時50分発の列車はないんだとか。
今回、ロンドンのホテルは全てパディントン周辺に予約しました。
鉄道も地下鉄もバスも、パディントンはかなり便利で、
この選択肢は正解だったと思います。
また、この辺は夜中に女性が一人で歩いているのを何度もみかけるほど、
治安も良く、安心して生活できました。
パディントン駅の奥にいくと、タクシー乗り場があり、
ブラックキャブをみることができました。
残念ながら、ブラックキャブには一回も乗らなかったのですが、
日本のタクシーと違い、乗る前に交渉する、支払いは降りてから、
辺りが違うようです。
あと初乗り料金が結構安いとか。
それと結構マナーがいいなあーと思いました。
信号のない横断歩道で待っていると、ブラックキャブは高確率で止まってくれます。
日本ではなかなか見ない光景ですね。
ありがとう、ブラックキャブ。
一回も乗らなくてごめん
そして歩いて10分ほどで、今日のお宿、
コロネイドホテルに到着。
かなり写真ぶれてますが、★★★★のホテルです。
外装はちょっとこじんまりした印象。
でも100年前の建物を利用しているのだとか。
なんか猫ちゃん(名前はミニーだそうです)を飼っているようで、
彼女は自由に外を闊歩できるようです。
ペンぞうがドア開いた瞬間に出て行ってしまい、
焦っていたら、ポーターさんが「彼女は大丈夫だよ、心配してくれてありがとう」とのこと。
対応してくれた、レセプション(受付け?)の女性の方と、
ポーターのお兄さんが非常に親切で我々はもう感激。
部屋までポーターさんが荷物を運んでくれましたが、
チップを渡そうとすると、「I'm fine!」と言って断られました。
4つ星ホテルではチップはいらないようです。。。
逆にとっても申し訳ない気分になりました。
部屋の中は非常に素晴らしく、
まるで貴族の部屋のようでした。
ああ、もっと写真を載せたいのですが、
飼い主のなど余計なものが写っていて載せられない・・・無念。
部屋のなかについては、
リンク先から御覧ください。
日程の全日、
このホテルにしなかったことを、ペンこは最後まで悔いてました。
ちなみに、オーディオはソニー。
テレビはシャープ。
日本て凄いなあ、と改めて実感。
もう11時くらいで店が全然開いてなかったため、
近くのお店をレセプションのお姉さんに教えてもらって食事。
ピザです。
ここはちょっと注文に失敗して、よくわからないままオリーブばかりを頼んでしまい、
もうオリーブはお腹いっぱい状態になりました。
恐らく違うのを頼めば美味しかったと思うのですが。
残念です。
その後、
ホテル入り口にあるクッキーを売ってくれ、とお願いすると、
なんとフリーとのこと。
何枚かもらって、部屋に備え付けのりんご(こちらも無料)も食べてみると、
どちらも幸せの味がしました
勇気だして訊いてみてほんとよかったです。
貴族のような気分で就寝。
夢も見ずにぐっすり眠れました
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