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4日目の朝。
その日のトーキーは晴れでした。
※ もし今後、トーキーからグリーンウェイハウスに行く方がいれば是非最後まで読んでいただきたいと思います。結構注意が必要です。
晴れでもあまりスッキリ晴れないのが、イギリスのお天気。
朝食はバイキング形式でした。
どれも味が濃く、ソーセージ、マッシュルームが最高でした。
特にマッシュルームは何回もお代わりしましたね。
ペンこはヨーグルトにラズベリージャムかけ、トマト煮のベイクドビーンズ、焼きトマトも美味しかったそうです。
紅茶もポッドで出てきて、最高でした
フルイングリッシュブレックファーストのバイキング、最高です!
お腹いっぱいになって、街の方へ。
フェリーの時間まで少しあったので、街で時間を潰しました。
このアイスの看板、やりすぎ
かっこいい車が止まってました。
流行っているのか、3D系のカード(見る角度を変えるとものすごく立体的に見えるやつ)や、絵が変わるカードがいっぱい売ってましたが、
カードの大きさが大きいので結構迫力ありました。
(写真撮ればよかった)
プリンセスシアターまで歩いて行って、フェリーのチケットを買いました。
ここでよくわからなかったのですが、どうもGWフェリーといっても通じない。
バスかトレインか?と訊かれて、フェーリ―というと、
お姉さん苦笑い。
フェリーはあっちよ、とおっさんの方へ誘導。
この時点では、お姉さんの反応が?でした。
↓ そしてこれがフェリーのチケット。
まず、この段階で、何か書かれているってことはわかっていたのですが、
「BACK ON 3山ら BOAα???

」
おっちゃんの手書き文字が読めなくて、なんだろうねこれ?っていってました。
少したってからどうも345かな?とおもったのですが、
それでも意味不明。
これはプリンセスピアの桟橋です。
ここがアガサがローラースケートで遊んでたところでしょうか。
天気が良かったせいか、海も緑色です
かもめ(うみねこ?)が釣り人のあがりを狙って追い払われているのが可愛かったです。
フェリーがきました。
アガサ・クリススティとかは一切書かれてませんね。
また?が出ましたが、結構な人がいてウキウキでフェリーへ。
ついに出港です。
海からみるイギリスはとても綺麗でした。
お、街がみえてきたぞ。
随分かかったなーこの時点で2時間以上かかりました。
ダートマスの街が見えてきました!
ここで乗り換え。
ところがここで不思議なことが。
グリーンウェイハウスに行くのは、最初のフェリーでは我々だけ
まあ、いいかとGWフェリーに乗り換えです。
途中でトレインを発見。
あー、あっちの方がよかったかな? 次来たら列車だねーとペンこと話していました。
なにせ時期が悪かったのか、フェリーの見どころ(?)イルカとか何も出てこず。
しかも寒い。
三時間かけてようやく、グリーンウェイに到着です。
これが着いてすぐの景色を写真に撮ったところ。
偶然写った、この下のおじちゃんに後で迷惑かけることになるとは、
この時はまさか思わず。
帰りのフェリーの時間を確認。
結構遅くまであるんだね、最終は17:45ぐらいだったかな。
なかなか神秘的なところを抜けていきます。
なんというか、山の中というか林の中というか。
チケット売り場のようなところにいって、
チケットを買おうとすると、フリー!と断られました。
あれ、チケットいるって訊いてたんだけど???
売り場のようなところを抜けると、食事やおみやげがおいてあるところに出ました。
ここでスコーンとキッシュを食べました。
スコーンはなかなか美味しかったです。
そしてようやく探索再開。
ほんと森ですね

凄いところに家がありますね。
地図をみると、やはり大半が森の模様。
ついにグリーンウェイハウスを見つけました。
といってもこれは裏側。
これが前側です。
結構でかいお屋敷ですね。
残念ですが、中は写真撮影できませんでした。
ここまで来る人は、お上品な感じの人が多いですね。
みんな静かにアガサ・クリスティを堪能していました。
日本人も何人かはいましたよ!
そして部屋の説明のカードを借りたのですが、
英語なため、一生懸命解読して進みました。
時間がかかりましたが、有意義な時間でしたよ
部屋を進むと、管理している人が何人かいたのですが、
その一人に、
「中国人? 日本人?」
と訊かれ、日本人と答えると、
日本語で書いてある説明の本を4冊ぐらいもってきてくれました。
ここに座ってゆっくり読んでね、と言われ、
落ち着いて全部読んでしまいました。
30分くらい読んでいたかな?
これが中々面白いんです。
笑えることもかいてあれば、この家のことも書いてありました。
もしこれからここに来ようと思う人がいれば、
アガサ・クリスティの自伝を読んで来たほうがよいでしょう。
特に、表紙裏にかかれていた家族の肖像の、
本物をみたときは感動しましたね
自伝なのにとっても面白いのでオススメです。
結局、2時間くらいをここで過ごしました。
そうそう、
わすれていけないのは、2階で聴ける、
アガサ・クリスティの肉声です。
ラジオのような再生機が置いてあって、
そこで肉声を聞くことが出来ます。
ある意味予想通りの声(写真から予想できる声)をしていましたが、
ペンぞうは鳥肌立って聞いていました

今でももう一度聞きたいです。
グリーンウェイハウスを離れ、
敷地内を少しお散歩。
テニスコートとかもあったみたいですが、これは庭のほうかな。
広場のようなところがあり、こんだけ広ければいろんなことして遊べそうだなあ、
羨ましいなあと思いました。
日本ではこんな広場ある家、まずないですね。
となりには温室がありました。
果物が結構植えられており、季節がきたら沢山なるんでしょうね。
グリーンウェイ。
ここは暖かい田舎を感じられることのできる、不思議な空間でした。
きっと家族仲良くここで暮らしていたのだと思います。
アガサの小説で出てくるお屋敷の舞台にもなっただけあり、
小説でみていたイギリスのお屋敷を実際体験できてすごく幸せです。
まあ、ここで殺人事件は起こりそうにありませんけど
帰り際に、チケット売り場のようなところの壁に、
写真がはってあったので、許可をとって撮らせてもらいました。
これは、ポワロとマープル・・・ではなくて、
マックス・マローワンとアガサです。
幸せそうに笑ってますね。
次は書庫の様子。
この上に書かれている絵は、第二次世界大戦中に、
軍にグリーンウェイハウスを貸していたとき、
軍にいた絵師が、いままで戦ってきた戦地を部屋中に記載したものです。
あとから消しますか?と将校にいわれるも、これは芸術ですと断ったそうな。
絵の最後には、ここグリーンウェイハウスも描かれています。
思わず絵葉書もかってしまいました。
帰り際に、バスを発見。
「これでもよかったねー。ドアトゥドアだし」
とペンこの感想。(正確にいうと敷地の入り口までですが)
時計を見ると、16:00過ぎ。
そろそろ帰ろうとフェリー乗り場へと向かう二人。
ここで、フェリーに乗ろうとチケットを渡すと、
なんともうフェリーはないよ、とのこと。
「え。目の前にフェリーあるじゃん」とおもったのですが、
実はダートマスまではフェリーがある。
しかし、トーキーまではもうないとのこと。
そうこのチケットにかかれていた謎の文字。
この暗号の意味は、3:45の帰りのフェリーに乗れ!ってことでした
いやいやいやいや、おっちゃん、字が汚すぎだろう!
せめて、3:45と記載してくれ、コロン(:)をつけてくれーと虚しい叫び声をあげましたが、虚しくグリーンウェイで一泊・・・
とはならず、
なんと売店のおじさんが、自分の車で送ってくれるとのこと。
ここからペンぞうとペンこ、平謝りでした。
何回ソーリーといったことか。
あまりに申し訳無さ過ぎて、当然ここからは写真がありませんが、車で乗せてもらった結果・・・
30分でトーキーに着きました
行きの三時間は一体なんだったんや
どうやら、トーキーからここグリーンウェイハウスに行くには、
バスや列車を使うのが普通のようです。
どうりでフェリーできたのが我々だけ。
なんでかというと、フェリーだと遠回りするため、めっちゃ時間がかかります。
車なら30分です。
結構早くGWハウスが閉まってしまうので、これからもし行くことを考える人は、
バスかトレインを圧倒的にオススメします。
それならもっとゆっくり見れたはずです。
特に列車は雰囲気満載な感じに見えましたね。
というわけで、ちょっと不機嫌(そうに見えた)なおっちゃんに、
紅茶までおごってもらって車でホテルに到着。
最後に感謝の気持ちで、二人で交互に抱きついたらめっちゃ笑顔になってさよならしました。
ありがとうおっちゃん。
ちなみにお詫びに20ポンド(3000円)を受け取ってもらえました。
(紅茶の時点では拒否されました)
我々もほっと一安心。
名前くらい訊いておけばよかった。
少し休んで、再びトーキーへ散策しにいきます。
フェリーだったらまだ着いてないんだろうなあ・・・。
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