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※ まず最初にすみません。いろいろと忙しくて、長らく放置してました m(_ _)m
お詫びいたします。
それでは、今日は観光最終日ロンドン塔です。
今回はミステリーツアーといった趣きでお送りします。
いきなり日本語でのお出迎え。
カラスについて説明がありますが、これについては後で記載します。
日本語といえば、ここもオーディオガイド完備なので安心ですね。
やってまいりました、ロンドン塔。
これがロンドン塔の外見です。
何も知らないころ、ロンドン塔というぐらいだから高い塔を想像していましたが、ここは完全にお城でした。
ここが入口です。
入る前に横をみると、なんと攻城兵器が??? なんだろこれ。
中にはいると外壁と内壁の間に到着しました。
右が外壁で、左が外壁。
外壁は低く作られていて、内壁から狙いたい放題となっているそうです。
万が一外壁を乗り越えられても狙い撃ちされるということですね。
ここってテムズ川を埋めた跡地に立っているらしく、昔はどうやら船で入城していたそうです。ここを通る罪人の気持ちはいかほどだったのでしょう・・・生きて出られるかわからなかったのですから・・・。
無理やり通ろうとすると、あの窓から射られます。
アン・ブーリンは、結婚の(半ば無理やり再婚した)とき、三年後に姦通罪で処刑されたときの二回通ったようです。たった三年で天から地へとおちました。
また、アン・ブーリンが産んだのが有名なエリザベス一世です。またアン・ブーリンが再婚したせいで身分を落とされたのが、ジェーン・グレイを処刑したメアリーになります。(ドロドロしてますね

)
中には動物の像がいっぱいあります。
昔動物がいたそうですよ(その後、ロンドン動物園に移送されていまはいません)。
大砲も置いてありました。先は撃てないようになっているようですね。
ここはエドワード王の寝室を再現したものみたいです。
王は常にここにいたわけではなく、戦争のときなどの短期間滞在しただけで、家具などはつねに全部持って移動していたので、何も残ってないそうですよ。
窓から見える景色からはテムズ川が見えます。テムズ川からの侵入は難しそうですねえ。。。
昔は中央にでかい建物が立っていたそうですが、今はないみたいです。
ヨーマン・ウォーダーズと呼ばれる、ロンドン塔の衛兵が観光客へのガイドも担ってます。
彼らは退役軍人でこれになれることは名誉なことだそうですよ。
ちなみに、彼らはここに家族で住んでます。
ロンドン塔は幽霊が出ることで有名なので、家族は少しおっかないかもしれませんね・・・。
また常に住んでいるということで、泥棒などの夜の侵入はかなり難しいのかも?
ところが、近年
泥棒が入ったらしいです。
盗んだのは鍵だけのようですが、大変なことですね。
> 衛兵が泥棒に気づいたが、規則により持ち場を離れることができないため、
> 警備室に無線で連絡しただけだった。
規則って泥棒が来ても動けないんですね

昔、Mr. ビーンで近衛兵に悪戯するコメディ(近衛兵は動かない)ってのががありましたが、本当かもしれませんね。
こんな感じの中世の兵隊を再現した像があちこちに配備されています。
これはハルバードですかね。
他にはボウガン兵が多かったです。
園内にはワタリガラスがいっぱいいます。
カラスはアーサー王が変身した姿ともいわれ、殺すと不幸なことが起きるそうです。
なんでも、ロンドン塔からカラスがいなくなった時、ロンドン塔が朽ちて、イギリスがおしまいになるという予言があり、それがいまだに守られているとか。
なので彼らはとっても大切にされていますね

でも羽を切られて高く飛べないようになっているようです。
食事もしました。ここにも日本人の店員さんがいましたよ。
イギリス南部に日本人はあちこちにいますね。
ローストチキン、ローストポテト、フィッシュ&チップスなどをいただきました。
ところで、いままで常にオレンジジュースを飲んでいたのに気が付きましたか?
ペンぞうとペンこの好みってのもありますが、イギリスの100%オレンジジュースがすごく美味しかったので、飼い主達もお酒よりもいっぱい飲んでましたよ。
お店ごとに不思議と味が違うんです。
すごく種類があるんでしょうか。
イギリスいったらおすすめです(果物全般がおすすめですが)。
急に時代がかった人たちが現れてびっくり!
写真をとらせてもらいました。
そしたら、なにやら大声で話し始めて二度びっくり

動画でドゾー。
ロンドン塔はどうも、ローマの城壁跡地に建てられたようですね。
その名残がこれ。
次に、ホワイトタワーへと侵入します!
ここはお城でいうところの、天守閣です。
中は古今東西の武器だらけ

!
説明でも武器庫とあります。
何故か江戸時代の鎧や刀まで展示されてました。
大英博物館より立派じゃない?この鎧。
各世代の王達の剣だそうです。
王ごとに自分の剣があったんですね。かっこいい
こんなギザギザの剣で斬られたら、とっても痛そうです。
銃も凄い数展示されてました。
レイピアなんかもありますね。
これは何をしているところだと思いますか?
中世の鉄の兜の視界を再現してくれます。
実際の視界はこんな感じ。
もしかすると、敵にぐるぐる後ろに回られたら、攻撃できなかったのかもしれませんね
今度はパンチングマシーンみたいなのをみつけましたが・・・
これは弓の引きの強さでうまく標的に当てるゲームです。
強すぎてもあたりません。
かつてのイギリス兵といえば長弓(ロングボウ)ですよね。
長弓がメインになったのは、世界でもイギリスと日本ぐらいだそうです。
長弓はへたな銃よりも威力が高く、一矢で二人を射ることもできたそうですよ。
お金がいっぱいだ!興奮するペンこを止めるのに必死でした・・・。
近衛兵にも会えました。
そういえば、ゾンビUっていうゲームでも、ロンドン塔に侵入したとき、いたような気もします・・・ゾンビでしたけど。
ここは別の建物で、クラウンジュエルとあるように、金銀財宝がいっぱいあります。
中には、歴代王たちの
王冠やら
王笏やら、世界最大級のダイヤなど大変豪勢でしたが、残念ながら撮影禁止でした。
ちなみに、530.20カラットもあるそうですね、カリナンⅠ(偉大なアフリカの星)です。
※ 写真はひろってきました。
次は、犯罪者とされた人々が幽閉されていた方へいってみます。
広場には、処刑された人々の名前が刻まれているオブジェがありました。
彼らは犯罪者として処刑されましたが、ある意味、ロンドン塔で処刑されることはステータスだったようです。
貴族しかここで殺されなかったようですからね。
レディ・ジェーン・グレイの名も刻まれています。
これが実際に幽閉されていた場所です。他のとくらべやはり質素な建物ですね。
中には、いろいろな書き跡があります・・・。
絶望の中、ここで何かを残していったのでしょうか・・・。
中から外を見るとこんな感じです。
ジェーン・グレイは建物の中から夫の死体が運ばれているのを見て、号泣したそうです。
そしてここが実際に処刑台のおかれた場所です。
ジェーン・グレイの処刑の絵が残されていました。
絵画のものとは基本は同じですが少し違うようですね。
この塔では何か恐ろしさと荘厳さが同時に存在していて、不思議な感覚に陥ります。
次に拷問道具がおかれた部屋にいってみました。
これはなんでしょう?
ぎゃー!!!
こんなふうに使われるんですね・・・

他にも拷問器具がありましたが、以前にご紹介したガイ・ホークスもこんな目にあっていたのでしょうか。
ロンドン塔最大のミステリーといえば、失踪した王子二人でしょう。
1483年、リチャード三世が王の座についたころ、邪魔な存在であった少年王エドワード五世とその弟のヨーク公リチャードが行方不明になった事件です。
彼らは殺され、階段に埋められたという証言があったのですが・・・その遺体は見つかりませんでした。
そして、200年後、ロンドン塔の改修の際に、本当に階段から出てきたのです。
果たして彼らを殺したのは誰なのか? それは現在になってしまっては完全に不明です。
容疑者は、リチャード三世、ヘンリー七世、バッキンガム公と何人かいます。彼らは、王位継承権が高かったため誰にとっても邪魔な存在だったようです。
動画でその様子をご覧ください。ちょっと怖いですよ!
彼らは、枕で顔を押さえられ、窒息死したという話です・・・。かつての陰謀渦巻くロンドン塔の雰囲気を感じていただけたでしょうか。
そろそろ日が暮れてきました・・・。
次の目的地に向かいましょう。
ロンドン橋に来てみました。
ロンドン橋おちた~のマザーグースの歌で有名ですね。
仕事帰りの人でごった返しています。
向うにタワーブリッジが見えます。観光できる軍艦もありましたが、中にははいりませんでした。
残念ながらウェストミンスター寺院には時間なくていけず。
ロンドン塔が想像以上に時間かかったせいです。
次にロンドンアイに行きました。
一言でいえば巨大な観覧車。
こんな感じの巨大なボールに乗ります。
たぶん、20人乗りぐらい?
夜景の様子をご覧ください。
降り際に外部から写真を撮ってくれるのですが、基本料金も合わせるとめっちゃ高かったです
ビックベンも見えますね。
降りたあとのロンドンアイ。
暗いと綺麗ですね。
最後に何が食べたいか、というとやっぱりステーキになりました!
なんど食べても、どこで食べてもおいしいですねえ
最後に
ル・パン・コティディアンにもいって、みんな満足。
やっぱりイギリスの紅茶は美味しいですねえ。
最後にずっとお世話になった、パディントン周辺も少し散歩に。
リトルベニスに浮かぶ、本屋さんです。
英語がわかれば入ったんだけどなー。
近くのセインズベリーのお店。
その近くに、恋人たちがいてほっこりしました
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